身体測定・手洗い指導の後に、

看護師の砂川先生が、「生命（いのち）の安全教育」として、

年中組の子どもたちに、身体に関する絵本の読み聞かせを行いました。

プライベートゾーンについて知るために

　「だいじだいじどーこだ？」という絵本を使って進めていきました。

まず、「だいじだいじどーこだ？」と始めると、

　　「おしり～！」　「パンツの中！」などたくさん答えてくれました。

「みんなのからだは、どこも大事ですよ！」と伝えると、

　　「えーー！」と見事に驚いていましたね。

この絵本は、問いかけから始まっているため、

子どもたちも自分で考え、答えを聴くことでしっかりとインプットされました。

その後も、色んなパンツに大爆笑！

「プライベートゾーンって知っているかな？」

 プライベートゾーンは、

　「ほかのひとに見せたり触らせてもいけない、自分だけの大切な場所」のこと。

　 わかりやすく言うと、水着を着た時に隠れる場所、そして口のこと。

『プライベートゾーン』という言葉は,

　子供たちにとっては、おそらく初めて聞く言葉・・・

　でも子供たちは、「大事なことなんだな」という感じで、一生懸命に聞いていました。

 

じゃあ、プライベートゾーンは、どうして大切なのかな？

　 自分の体は、他の誰のものでもない、自分自身のかけがえのない宝物だから。

　おとなになった時に、あかちゃんを産んだり育てるための

　「命のもとが作られる部屋や、赤ちゃんを育てる部屋」があるから。

 

 どうやって自分の体を大切にしたら良いのかな？

 ①自分のプライベートゾーンを、ほかの人に見せたり触らせたりしてはいけません。

　　はだかでお部屋の中をウロウロするのもやめましょう。

　　自分が自分の体を一人になれる場所で触るのはいいけれど、他の人がいるところではやめましょう。

 ②他の人のプライベートゾーンを見たり触ってはいけません。

　　お着替えの時、ほかのお友だちの着替えをわざと覗くのも、よくないことです。

 ③触られたり、見られたりして少しでも嫌な気持ちになったら、「イヤだ！」って言っていいんだよ。

　　知らない人はもちろん、それがお友達や家族でも、遠慮なく言っていいんだよ。

　そして、嫌だったことを、安心できるお家の人や先生に知らせて。

自分のからだも大事！

お友だちのからだも大事！！

みんなで守っていけるといいなと願いをこめて、お話しをして頂きました。

子どもたちも真剣に聞いてくれて、一人ひとりが考えてくれたようです。

中には、「この本お家にある～！！」って言ってくれたお友だちもいました。

すでにご家庭にて、このようなお話をして頂いていることに感謝申し上げます。

年長さんにも、プール遊びが始まるまでに実施する予定であり、

このような活動を通して、

自分の身を守る手段や、自分や人を尊重する気持ちを育くんでいきたいと思います。