今日は、保護者でもなく幼稚園関係者でもない、よくわからない人が園内に入ってきたという想定で、避難訓練を行いました。
恐ろしい事件が相次ぐ昨今、幼稚園の中は絶対安全な場所でありたいものです。
しかし、災害など防げないこともあります。そんなときの身の守り方を毎月子どもたちと練習しています。
今回は、「誰だかよくわからない人が園舎内に侵入してきた」ときの身の守り方を練習しました。
① 廊下をうろうろしている人を職員が発見した。
② 不審者がいきなり保育室に入ってきた。
この2パターンで行いました。
①の場合と、②の不審者が侵入しないクラスの子どもたちはお部屋に入り、灯りを落とし、施錠をし、廊下の窓から姿が見えないところに隠れました。
皆それぞれ工夫して身を隠し、廊下からは一切子どもの姿が見えません。
終わった後の子どもたちもほっとしてにっこり。「上手に隠れましたね!」
②は、不審者が誰にも気づかれず、保育室に入っていくパターンです。
こちらは、危険極まりないので、あらかじめそのクラスのお友達には、十分お話して逃げ方を理解してもらっていました。
「こら~!」と不審者は怖い声で脅しながら、武器(おもちゃ)を振り回します。
子どもたちは、お面を被った不審者にびっくりし、一目散に別の部屋に逃げ込みました。
隠れて出てこれなかった子どもたちもいました。犯人からは全く見えないところに隠れていたので、これもOKですね。
今度は向かいのお部屋に向かう不審者。
すでに他のクラスは施錠し、子どもたちは隠れています。
ここで助っ人にきた職員たちが犯人を取り押さえました。
さすまただけでなく、ほうきなどを武器に持って、犯人が動かないように、みんなで押さえていました。
そんなこんなしている間に、警察が来て捕まえてもらいました、というストーリーでした。
実際に起こってしまったら恐怖です。物騒な世の中ですので、こんな怖いことも想定しておかなければいけません。
さすまたをもって犯人に向かっていく練習を警備会社の研修の中でしたこともあります。
体当たりの練習でしたが、またそんな練習も行っていきたいと思います。