年長さんになると、はさみものりの使い方も上手になり、
自分で納得するまで、制作を続けたいという気持ちが
湧いてきます。
「たまごから顔を出すのは?」
「何が生まれて来るかな?」
きょうりゅう! ひよこ!
生まれてくる動物を作り、割れてきたたまごを貼り付けます。
貼ってみて、顔があまりみえなかったら、
「もうちょっと切ったらよかったなあ?」
「いっぱい切ったら、からだまでみえたよ。」
子どもたちは、見て考えて、「どうしたら?」…
探求心が湧いてきます。
たまごを育てる周りも、安全でやさしい色使いで作っています。
みんなのお家も家族も、そうだね!!
子どもたちの成長と共に、「手の器用さはどんな感じなんだろう?」と、
大きな紙を半分に切り、それぞれちょきちょきしてみました。
大きい幅、小さい幅、刃の先で、刃の奥で…
自分で思うように切ってみました。
「さあ、ひらいてみましょう!」
どんな形になるのかな?
「あ~、おはなだあ!」「いっぱいひらいてる。」「いまさいてるとこ。」
「もうちょっとさかせたいなあ。」「もう1回したいなあ。」…
ワクワクしながら、何ができるんだろう、想像できない、
こんな子どもたちの気持ちを大事に、制作できたらいいですね。
きっとステキなものがうまれそうです!!
制作をするのにいろんな素材が並ぶと、子どもたちはワクワクしてきます。
「あれを使おうかな?」「この色がいい。」「こうしてみよう!」…
春のいろいろが並びました。
ちょうちょ、みつばち、いちご、クローバー…
つくるパーツもいっぱいあるけど、一つずつ一つずつ、丁寧に丁寧に。
ぜんぶできたら、セロハンテープでスズランにくっつけていきます。
そこがちょっと、苦戦しました。
春のやさしい空に、お友だちと飛ぶのはうれしそうですね。
虫たちの楽しそうな声が聞こえてきます。
年長さんになると、どんどん意欲もわいてきます。
その瞬間瞬間がとても大事で、これからも子どもたちの輝きを見つけていきます。